創立110周年を迎えて

3月10日、当院は創立110周年を迎えました。1911年(明治44年)のこの日、初代院長渡辺喜三が大垣市郭町1丁目に診療所を創設し、同年12月に現在地へ移転し今日に至っております。

この間戦災では一切を焼失しましたがおよそ2か月後には診療を再開し同26年には病院を開設(以後最大病床数94床)、同42年には医療法人化を行い経営基盤を強化しました。

創設者は敬虔なクリスチャンであり、当初より患者様の立場に立った心配りのできる診療を目指してきました。このことは今でも経営理念の一つの大きな柱でありますが、近代では更に科学的真実に裏付けられた正確な医療の実践を重要視しております。

現在では病床を持たない小規模クリニックとして、出来る限り幅広い検査を確実、迅速に実施することができるよう施設・設備の拡充、医療技術の向上を日夜目指しております。そんな中で臨床検査の正確性では多くの大病院をむこうに回して岐阜県下で第一位を獲得した実績も作ることができました。

申すまでもなく病気はかからないのが理想ではあります。しかし、かかってしまったら一日も早く治癒・寛解を目指して治療努力をするしかありません。その意味では医療機関は患者様によって育てられるものであると考えております。

今日まで少しずつでも前進・向上を図りながら診療を続けてこられたのは毎日多くの患者様が当院をご利用くださったことがあればこそであり、ご来院された患者様には心より厚く御礼申し上げます。

当院は今回ひとつの節目を迎えましたが、職員一同今後も120年、130年に向かって、今までにましてできる限りの努力を続けていく所存です。今日まで当クリニックを後押しして育てて頂いた事を心から感謝申し上げますとともに、今後も当クリニックがより一層皆さまにとって役立つものであり続けられますよう、なお一層のご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

令和3年3月10日
医療法人香柏会 渡辺内科クリニック
理事長・第4代院長 渡辺郁雄